第3回虫cafe!ありがとうございました。
http://www.mushikura.net/今回プレゼンで使用したスライド画像の一部を載せておきます。
全て描きおろしでした。5分ほどの話でしたが、少し生き物の繋がりがお見せできていれていたら幸いです。
テーマ
『イラストでのぞく、水生昆虫の世界』
田んぼ1

田んぼです。タガメがいますが、有名どころですのであまり深く触れずに次に進みました。
田んぼ2

田んぼの中です、びっくりして泳ぎ回るハイイロゲンゴロウ、田んぼのゲンゴロウ:シマゲンゴロウ
お尻に卵をつけているルイスヒラタガムシ、その下にエサキコミズムシ
コオイムシがモノアラガイを食べています。

そのコオイムシの背中にケシカタビロアメンボが卵のふ化を狙っています。

背中に手が届く腕の振り方が太鼓を打つ姿からタイコウチ。そんなタイコウチがいる浅い止水環境
ため池1

ため池、縄張りを持つクロスジギンヤンマ
ため池2

ため池の中、真ん中上にマツモムシ、右側はガムシ、木の下にゲンゴロウ。
近くにいるヤゴは止水に潜むダビドサナエの幼虫。
何かをとらえるクロスジギンヤンマの幼虫、タイコウチは浅い環境にいましたが、こちらにはヒメミズカマキリとミズカマキリ、水中漂うコマツモムシ


これらを支えるのはユスリカ、クロスジギンヤンマがとらえていたのはユスリカの蛹
ユスリカの赤い色はエリスロクルオリン、ヘモグロビンのようなもので多くの生き物が棲めない低酸素層で効率よく酸素を取り込む。
ユスリカ成虫はため池上空のトンボの餌となる。
渓流1

だいぶ上流へ、瀬と淵の連続する環境、チラカゲロウの成虫が舞う
渓流2

流れのはやい場所には体の平たいヒラタカゲロウの仲間やカワゲラ、淵の砂場にフタスジモンカゲロウの幼虫、泳ぎの達者なチラカゲロウの幼虫。右側にはニンギョウトビケラ、実は蛹はニンギョウトビケラではなく寄生したミズバチの蛹
あんまり、上流にはいないかもしれないけれどヒゲナガカワトビケラの幼虫と水中に入り産卵する成虫

こちらではトビケラが蛹の時にしか持っていない石の巣を破るアゴを説明
そしてハリガネムシへと・・・・当日はこんな感じでした。



生き物保全の視線から、シンボルを守るためじゃなく環境ごと守るための足掛かりとしての話を
イラストで少しですが紹介いたしました。
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